映画『大いなる遺産』(1998)

Great Expectations(1998)

フィネガン・“フィン”・ベル(ピップ):イーサン・ホーク
エステラ・ディンズモア:グウィネス・パルトロウ
10歳のフィネガン(ピップ):ジェレミー・ジェームズ・キスナー
10歳のエステラ:ラクエル・ボーディン
ノーラ・ディンズモア(ミス・ハヴィシャム): アン・バンクロフト
アーサー・ラスティグ(マグヴィッチ): ロバート・デ・ニーロ

イーサン・ホーク目当てで観た映画だったが
子役が可愛くて釘付けになり
ジェレミー・ジェームズ・キスナーという名を
心に刻んだのだった

翌年の1999年に『フランダースの犬』で
ネロをやってたのまでは知ってた

でもWikipediaで確認したら
その後は3作に出演してて最後が2007年だった

1985年生まれだから20歳そこそこまでのキャリアで
まあよくある「名子役ほど大成せず」ってので
終わってるらすぃ。(´д`;)ギャボ

イーサン・ホークは子役上がりでも
大成した珍しい例かな?

あれ?
2人とも犬連れなのは偶然?!

それにしてもこれって
自分が原作を読んでなくて言うのもなんだけど
原作とは設定が全然違ってて
現代アメリカの話になってるるる~

あらすじとしては
アーサー・ラスティグ(原作ではマグヴィッチ)って
ロバート・デ・ニーロ扮する脱獄囚が
主人公の少年フィン(原作ではピップ)に
名乗り出ずに助力する物語

なんでそんなコトになったのかと言えば
脱獄した時にフィンと出会って
多少の手助けをしてもらったからだが
結局は捕まってしまったのだ・・・ヾ(・_・;)ぉぃぉぃ

だからその恩返し(?)にしては
フィンの夢を叶えるために取り計らうのは
壮大過ぎる気がするのだが。(゚д゚lll)ギャボ

当のフィンにしたって
画家になるコトをずっと夢見てたワケでもなく
ちょっとばかり絵が得意な子供だったってだけだが
それで画家として成功するように
ラスティグが裏で手を回すのもどうかと思うし
それで成功できちゃうのもどうかと思われヽ(゚∀。)ノ

元は善人の脱獄囚が
出所後に成功して破格の富を築いたので
それを孤児救済に役立てるってプロット自体は
ユゴーの『レ・ミゼラブル』もそうだがね

それは深い情が魂を揺さ振り
魂が人を動かしてるのだと納得できるけど
この1998年版の『大いなる遺産』は
そこがいかんせん浅薄に感じてしまうp(-_-+)q

とはいえ、公開当時に観た時は
何とも不可思議な物語だと惹かれたし
ありがちな恋愛映画ではなかったのが気に入ってた

そう、他のVer.と比較するまでは
不自然を不可思議だと感じてたのもあって
全体を通して謎めいてるのが興味深かったのだ

う~ん、やはり原作読むべき・・・?



長そうw

ちなみにこの角川の全3巻は
1998年の映画公開時に出てるのだけど
内容はだいぶ違うのでは・・・?!

BLUEスターダスト