TVドラマ『薔薇の名前』全8話のあらすじ

【第1話】14世紀のヨーロッパ。教皇ヨハネス22世と後の神聖ローマ皇帝が権力争いを繰り広げていた。若き見習い修道士アドソは果てなき戦争と皇帝軍の将軍である父の生き方に疑問を抱き、フランチェスコ会のウィリアム修道士と行動を共にする。ウィリアムは皇帝の指名を受け、教皇使節団との会談で神学論争に決着をつける任務を帯びていた。だが、ベネディクト会修道院で彼らを待ち受けていたのは、修道士デルモの変死体だった。

【第2話】豚小屋でヴェナンツィオの遺体が見つかり、修道院は騒然となる。ウィリアムは薬学僧のセヴェリーノと遺体を検分し毒殺を疑う。文書館長補佐のベレンガーリオはアデルモの亡霊を見たと告白、修辞学の専門家ベンチョはベレンガーリオとアデルモの怪しい行動をヴェナンツィオも見ていたとウィリアムに告げる。最長老のアリナルドは一連の出来事とヨハネの黙示録の関連を示唆するが…。

【第3話】事件を追うウィリアムは、厨房係のレミージョとサルヴァトーレがかつて異端のドルチーノ派に属していたのではないかと疑い始める。その頃、会談のために修道院に向かっていた異端審問官ベルナール・ギーは襲撃を受け、辛くも難を逃れる。彼を狙ったのは、ドルチーノの恋人だった女性マルゲリータの娘だった。一方のアドソは旅の途中で出会ったオクシタン地方の娘と森で再会する。

【第4話】ベレンガーリオの遺体はヴェナンツィオと同様に、指先と舌が黒く変色していた。ウィリアムはヴェナンツィオが残した文章を解読する。文書館の図面を描き上げたウィリアムとアドソは再び夜の文書館へ侵入、多くの書物に圧倒されながら各部屋に記された文言の頭文字を組み合わせ”アフリカの果て”があると思われる場所までたどり着く。しかし中へ入ることはできず謎解きを続けることに。

【第5話】フランチェスコ会士から成る皇帝側使節団と、対する教皇側使節団が修道院に到着。歓迎の食事の席で、審問官ベルナールは見覚えあるレミージョの姿に目を留める。その晩、ウィリアムとアドソはレミージョと話し、やはり彼が過去にドルチーノ派に属していた事実を知るのだった。翌日、森にいる娘に食べ物を届けたアドソはごく自然に彼女と結ばれる。その午後、ついに両使節団による会談が開催された。

【第6話】討論再開の直前、セヴェリーノがウィリアムのもとに来て施療院に”奇妙な本”があると告げる。ウィリアムは後で行くと言って討論に参加するが、その最中、セヴェリーノは施療院で殺されてしまう。現場で逮捕されたのは、室内を荒らして何かを探していたレミージョだった。ウィリアムとアドソ、ベンチョは本を捜すが見つけられない。ベルナール・ギーは殺人と異端の疑いでレミージョの審問会を開く。

【第7話】サルヴァトーレは、魔女だと疑いをかけられた娘と共に修道院の地下の牢に収容される。彼は手ひどい拷問の末に審問官ベルナールに懐柔され、審理の場でレミージョに不利な証言をしてしまう。ベルナールは初めからレミージョの異端の過去を裁こうとしていたのだ。追い詰められた男は、ついにその秘めた思いを語り始める…。その頃、ドルチーノの娘アナも修道院内に潜入し目的を果たそうとしていた。

【第8話】教皇派使節団と皇帝派使節団の会談は不調に終わり、フランチェスコ会総長のミケーレはアビニョンへ向かう。ウィリアムは修道院に残り事件の捜査を続けることにするが院長から翌朝の退去を命じられる。何とか”アフリカの果て”へ入る方法を見つけたウィリアムはようやく書庫へ入るがそこには意外な人物が待っていた。一方、魔女の疑いをかけられた娘は夜のうちに火あぶりにされることに。

以上のエピソード詳細と画像はAXNミステリー『薔薇の名前』より

ウンベルト・エーコの原作小説発表が1980年
映画『薔薇の名前』が1986年で
日本で東京創元社から上下巻が出たのがそれより後の1990年

そしてこの全8話のドラマ化が2019年で
意外にも早く同年にテレビ放映があったのだが
自分が観たのが2021年になってからというね・・・ヾ(・_・;)ぉぃぉぃ

ところでどうして各話の画像の中で
第6話と第7話だけがデカいのかと言えば
実在した異端審問官のベルナール・ギーを演じてるのが
ルパート・エヴェレットだったからだ・・・ポカーン。(゚д゚;)

第2話から出てくるのだが
最初は彼とはわからなかったw
いや~、ファンをも欺く役者って凄いね(゚ぺ;)ぬぬ

映画版ではF・マーリー・エイブラハムが演じてて
これがかなり強烈なキャラなのだが・・・

『アマデウス』のサリエリを演じてた役者と
同一人物とは全く気付かなかったwww

しかも『アマデウス』のたった2年後なのだけどね
まあ本物の役者ってこういうモノかもな( *゚Д゚)つ[酒]

WHITE-LONG薔薇の名前