BBC TVドラマ『レ・ミゼラブル』全8話

レ・ミゼラブル 第1話
レ・ミゼラブル 第2話
レ・ミゼラブル 第3話
レ・ミゼラブル 第4話
レ・ミゼラブル 第5話
レ・ミゼラブル 第6話
レ・ミゼラブル 第7話
レ・ミゼラブル 第8話

各話詳細→AXNミステリー

原作は近年になってから豊島与志雄を
青空文庫で最初から最後まで通読もしてるし
児童版や抄訳版の『ああ無情』なども
何度も読んで馴染みがあった

更に映画もいくつか観てて
王道はやはり名優ジャン・ギャバンの
鬼気迫るジャン・バルジャンだが・・・

リーアム・ニーソンのジャン・バルジャンと
ジェフリー・ラッシュのジャベールも
好対照で好かった

でも1番のお気に入りはフランスTV版だ

ジェラール・ドパルデューのジャン・バルジャンと
ジョン・マルコヴィッチのジャベールって
両者とも曲者同士の絡みは
自分にとって夢の共演だ・・・ホゥ(*-∀-)

今回観たのはキャスト的には
観る前からそんなアホな。(゚д゚lll)ギャボ

ドミニク・ウェストのジャン・バルジャンって
まるでピンとこなかったし
黒人のジャベールって設定には
人種差別を配慮し過ぎてのわざとらしさに
呆れてた・・・ヾ(・_・;)ぉぃぉぃ

しかも始まりが
敗戦で失脚したナポレオン率いるフランス軍の
最後の戦い直後の戦場で
瀕死のジョルジュ・ポンメルシーから
テナルディエが金品を強奪する場面からで
BBCは血迷ったかと思ったw

ところが最後まで観てみれば
原作に最も忠実な映像化だったし
?と思う場面も
物語を解り易くするための伏線で
そうだったのか、そうだよな~と納得しまくり!

出来の良さと言う点で言えば
フランスTV版に引けを取らなかったが
単に自分の好みで次点に挙げたい

コゼットとマリウスが前面に押し出されてて
革命に翻弄される若者の恋愛ってのが
悲恋から悲惨な人生に転落したファンテーヌより
印象に残ってしまうのが
『レ・ミゼラブル(惨め)』というタイトルに
そぐわぬような気がして
自分にはちょっと違和感だったしね

ジャン・バルジャンとジャベールは
期待してなかったから良かったと思えるけど
やはり主要キャラクターとしては
インパクトが弱いのは否めなかった

まあジャン・ギャバンや
ジェフリー・ラッシュなどと比して
負けず劣らず強いとしたら
そりゃあジェラール・ドパルデューと
ジョン・マルコヴィッチくらい
クセも強くなるってモノだwww

それでも合格点はヨユーでクリア
星評価なら★★★★

どの道、ユゴーの原作が超長編なのだから
数時間の映画では描き切れなくても当たり前で
全8話のドラマの出来が悪いはずもなく・・・

そもそも原作重視なので
ミュージカルやミュージカル寄りの映画は
自分には全く合わなかった^^;

それは単に個人的な見解でしかなく
わざわざ批判にさらす必要もなかろうから
上記の一覧から割愛してるワケで
こんなのもありますというオススメは
予定調和スルーだとお断りしておこう><

PINK-LONGレ・ミゼラブル BBC