カンタベリー物語

やまやで目に留まった
CANTERBURY(カンタベリー)ジンは
ロンドンドライジンとあるのに
スペイン産だった^^;

ラベルに「A GIN WITH A TALE」とあり
ジェフリー・チョーサーの枠物語
『カンタベリー・テイルズ(原題:The Canterbury Tales)』から
命名されてるのは明らかだったし
ラベルのイラストはググるまでもなく
Wikipediaの『カンタベリー物語』の項に
向きが逆だったけど載ってた^^

値段が安かったワリには
美味しかった記憶があるのだが
以降、アマゾンや他の日本語通販サイトでも
もう売っておらず・・・><

さて
( *゚Д゚)つ[酒]の話はさておき
自分が持ってる書籍は
筑摩世界文学大系第2版の12巻
些末なコトながら『カンタベリー物語』でなく
『カンタベリ物語』と長音無しで
著者名もジェフリー・チョーサーでなく
ジェフレイ・チョーサーだったりするのだが
以下は汎用の『カンタベリー物語』で
チョーサーとして話を進めよう

筑摩世界文学大系では
訳者は西脇順三郎で
ちくま文庫からも上下巻で出てるのが
電子書籍化もされてるるる~

だがしかし
もちろんカップリングのラブレーは無くて
オルダス・ハックスリ(ハクスリー)による
チョーサーについての解説(繁尾久訳)や
巻末の年譜は無いΣ(゚д゚lll)ガーン

それでも電子書籍の中では
西脇訳が最も充実してて
他の訳者のと読み比べようと
2冊とも買ってみたものの
どちらも抄訳だったので
挿話が全23話中10話も入っておらず(゚*゚;)

各社比較挿話一覧表

そもそも『カンタベリー物語』は
物語の登場人物に物語を語らせる様式で
枠物語ってジャンルで
『千一夜物語(アラビアン・ナイト)』がその代表作だろうが
ボッカッチョの『デカメロン』なんかもそう

てか、恐らくチョーサーは
『デカメロン』を真似てるのだろう・・・ヾ(・_・;)ぉぃぉぃ

そう言えば『トロイルスとクリセイデ』も
原作はボッカッチョの『フィローストラト』だしw

ちなみにこれは
『トロイラスとクレシダ』として
シェイクスピアも戯曲化してるがね

さて
『カンタベリー物語』は
全体として未完に終わってて
中には明らかに草稿の段階のもあって
話の前後で辻褄が合ってなかったりもするが
細かい部分はスルーで(゚Д゚)ハァ?

あらすじとしては
カンタベリー大聖堂への巡礼途上の人々が
順番に語る典拠が様々の挿話集で
『王様の耳はロバの耳』
『ガウェイン卿の結婚』なんて
お馴染みの物語もあって
チョーサーの完全な創作でもなく(゚Д゚;)ハァア?

でも創作でなければ剽窃ってコトもなく
そこにリスペクトが感じられるのは
登場人物に解釈を語らせてたりするからで
自分が慣れ親しんだエピソードが
そこここで散見される度に
初めて読んでも懐かしく思えるのだ

そしてチョーサーも
自分と同じように感動したのかと・・・
世界観を共有してるのかと・・・
嬉しさがこみ上げてくるのだ(^^

話は音楽に逸れるが
『CANTERBURY』なるアルバムを買ったのは
NWOBHM(New Wave of British Heavy Metal)の最盛期で
LA METALが確立する前のコト

ジャケットがいかにも中世英国風で
騎士の鎧を身に付けた男と貴婦人の図が
ガウェイン卿と妻に見えたが
この2人が誰と誰を意図して描かれてるのかは
未だ謎のままだ。(´д`;)ギャボ

収録曲に「Knight of the Swords」なんてのもあり
『カンタベリー物語』の挿話が
歌われてるのやもと勢い込んで購入したが
どうやら的外れだった。(゚д゚lll)ギャボ

それでも「Out of Phase」が凄く気に入り
買って損はなかった

で、気に入った曲の意味を探りたくなり
歌詞カードとにらめっこしつつ
既にタイトルの「Out of Phase」からして
物理がからきし駄目な自分には
理解の範疇を超えてた・・・バタリ ゙〓■●゙

「phase」ってのは
波長みたいな周期的な振り幅のあるモノで
日本語では「位相」と訳されてて
それが「ouf of」なので「不一致」なのだ
って、まるでわからんてwww

ところで検索中に目に留まったのが
このベスト盤のジャケットだが
今までカンタベリー大聖堂だと信じて疑わず
よくよく見たら違ったと気付いた!

『CANTERBURY』ってアルバムがあったから
それでカンタベリー大聖堂なのかね?!
なんて、よく見ナイで勝手に思い込んでたけど
違った・・・

しかもそれでいて
バンド名がDiamond Headってのは
どうしてもサーファーのイメージだが???