BBC TVドラマ『ウルフ・ホール』全4話

原作はヒラリー・マンテルで
これもトマス・モアのために買ったよね(愛だわ~)

上巻は1500年から始まってて
ちょうど半分くらいまでくると1529年

しかし下巻は1532年春から始まってるのに
トマス・モアが処刑される1535年は最終章なのだった

主役がトマス・クロムウェルだから
その敵役はトマス・モアで
モアの処刑=クロムウェルの勝利で終わってるってコトか?

ところがこのドラマでは
全4話の内の3話目にモアは処刑されてるのだった><

まあヘンリー8世の出てくるドラマに
世間が何を・・・誰のエピソードを期待してるかって
そりゃあ3トマス(クロムウェル、モア、司教クランマー)でなく
愛人からの成り上がりの王妃アン・ブーリンだろうから
そういう作りになるのは仕方あるまい^^;

それでもむしろ原作には無かった処刑シーンが
熱病を発したクロムウェルの夢として描かれてるし
史実にも忠実で好感が持てるるる~

いや、エンターテインメント性を重視してか
そもそもシェイクスピアからして
史実が時系列になってなかったりするのでね
ヘンリー8世まとめ

そしてトマス・モア処刑後の話が
続編の『罪人を差し出せ』にあるのだが
ヘンリー8世がアン・ブーリンとの離婚(婚姻の無効)を
望んでから叶うまでのほぼ1年間が描かれたモノ

これもクロムウェルが主人公なので
アン・ブーリンと次に妻となるジェーン・シーモアとの
確執の場面などはなかったりするのだが
ネタバレすればこの物語は「復讐劇」なのだ

クロムウェルはウルジー枢機卿に対して
恩人である以上に父親のように思い入れがあったので
ウルジーの失脚後(死後)に余興でだったとしても
彼を貶めるような寸劇を演じた者らが赦せなかったワケで
その寸劇で捕縛されるウルジーの四肢を
それぞれ持って担いでた4人に対して
アン・ブーリンと不倫関係にあったと決め付けて
処刑に追いやるワケだ

まあ最終的にはクロムウェル自身も
1536年のアンの処刑より
一足お先に1540年に処刑されるのだがね

そのクロムウェルの処刑までが描かれてるのが
『鏡と光』上下巻

電子書籍版もあるが上下巻で9千円超えって・・・バタリ ゙〓■●゙

クロムウェルのために支払うのはなんだかな~

ちなみにTVドラマ『ウルフ・ホール』は
アマゾンプライムでは「愛と陰謀のイングランド」という副題がw

WHITE-LONGウルフ・ホール