ウンベルト・エーコ
もうすぐ絶滅するという紙の書物について
もうすぐ絶滅するという紙の書物について〔ウンベルト・エーコ、ジャン=クロード・カリエール / 工藤妙子訳〕
序文〔ジャン=フィリップ・ド・トナック / 工藤妙子訳〕
- 本は死なない
- 耐久メディアほどはかないものはない
- 鶏が道を横切らなくなるのには一世紀かかった
- ワーテルローの戦いの参戦者全員の名前を列挙すること
- 落選者たちの復活戦
- 今日出版される本はいずれもポスト・インキュナビュラである
- 是が非でも私たちのもとに届くことを望んだ書物たち
- 過去についての我々の知識は、馬鹿や間抜けや敵が書いたものに由来している
- 何によっても止められない自己顕示
- 珍説愚説礼讃
- インターネット、あるいは「記憶抹殺刑」の不可能性
- 炎による検閲 我々が読まなかったすべての本
- 祭壇上のミサ典書、「地獄」にかくまわれた非公開本
- 死んだあと蔵書をどうするか
訳者あとがき
本の世界はあたたかい
主要著作一覧