Francesco, Giullare di Dio: The Flowers of St. Francis(1950)
『ブラザー・サン シスター・ムーン』の映画をきっかけに
突然のマイ・ブームの聖フランチェスコ^^
古い伝記映画があったはずとアマゾンで探したら
1950年のモノクロームの映画の
『神の道化師、フランチェスコ』が
オムニバスDVDに入ってて
これが¥1,886と激安だったので
『イタリア映画 3大巨匠名作集 DVD10枚組』を購入
『神の道化師、フランチェスコ』もあったけど
こちらはこれ1つだけで6千円以上したので
そりゃあオムニバスのを買うよね^^;
ちなみにオムニバス盤の他のラインナップは
以下の通り
戦後社会の現実を描いたネオレアリズモ傑作集
- 自転車泥棒 ( 88分 / モノクロ / 1948年 )
監督 : ヴィットリオ・デ・シーカ
主演 : ランベルト・マジョラーニ、エンツォ・スタヨーラ
第二次世界大戦後のローマ。失業中の父親と息子のきずなを中心に、
敗戦国イタリアの混乱した時勢を浮かび上がらせるネオレアリズモの巨匠デ・シーカの代表作。 - 靴みがき ( 90分 / モノクロ / 1946年 )
監督 : ヴィットリオ・デ・シーカ
主演 : リナルド・スモルドーニ、フランコ・インテルレンギ、アニエロ・メレ
混乱した戦後の社会で靴磨きをしながら精いっぱい生きる二人の少年。
彼らの夢は貸馬屋の馬を買い取ることだったが、
闇商売の手伝いをしたことで、逮捕されてしまい・・・。 - 終着駅 ( 89分 / モノクロ / 1953年 )
監督 : ヴィットリオ・デ・シーカ
主演 : ジェニファー・ジョーンズ、モンゴメリー・クリフト
ある青年と恋に落ちた人妻が、別れを決意し一人列車に乗り込むが・・・。
90分のリアルタイムで描かれたメロドラマの傑作。デ・シーカの演出が光る。 - ウンベルトD ( 88分 / モノクロ / 1952年 )
監督 : ヴィットリオ・デ・シーカ
主演 : カルロ・バティスティ、マリア・ピア・カジリオ、リナ・ジェナリ
一人暮らしの老人ウンベルト。家賃は値上がるが、年金は上がらず、彼は金策に奔走する。
しかし、現実は変えることはできず、愛犬とともに列車に飛び込もうとするも・・・。 - 郵便配達は二度ベルを鳴らす ( 134分 / モノクロ / 1942年 )
監督 : ルキノ・ヴィスコンティ
主演 : マッシモ・ジロッティ、クララ・カラマーイ
ジーノは、ドライブインに人妻と恋に落ちる。彼は逃避行を企てるが、
現在の生活を捨てきれない女は、夫の殺人を企て、ジーノを共犯に巻き込み・・・。 -
ベリッシマ ( 109分 / モノクロ / 1951年 )
監督 : ルキノ・ヴィスコンティ
主演 : アンナ・マニャーニ、ワルテル・キアーリ、ディーナ・アビチェラ、アレッサンドロ・ブラゼッティ
娘を映画のオーディションで優勝させ、子役スターにしようと躍起になる母親。
最終審査の日、母親は娘が話題になっている場面を見てしまい・・・。 -
無防備都市 ( 102分 / モノクロ / 1945年 )
監督 : ロベルト・ロッセリーニ
主演 : アルド・ファブリッツィ、アンナ・マニャーニ、マルチェロ・パリエーロ、マリア・ミーキ
ナチス統治下のローマで活動するレジスタンス。
おたずね者の指導者と、協力者の神父は、
指導者のかつての恋人の裏切りでナチスに逮捕されてしまい・・・。 -
ドイツ零年 ( 73分 / モノクロ / 1948年 )
監督 : ロベルト・ロッセリーニ
主演 : エドムント・メシュケ、エルンスト・ピットシャウ、バーバラ・ヒンツ
ナチス崩壊後、家族とともにベルリンに生きる少年。
病弱な父親は家計のために厄介者であることを恥じ「死」を口にしていた。
ある日少年は劇薬を手にすると・・・。 -
戦火のかなた ( 126分 / モノクロ / 1946年 )
監督 : ロベルト・ロッセリーニ
主演 : マリア・ミーキ、ガール・ムア、ドッツ・M・ジョンソン、カルメラ・サツィオ、ロバート・ヴァン・ルーン、ハリエット・ホワイト、ジュリエッタ・マシーナ
第二次世界大戦中、シチリアに上陸した連合軍がローマに向けて進軍する
共通の時代背景を通して描かれた六つの戦争群像劇。戦争の悲劇が伝わってくる傑作。 -
神の道化師、フランチェスコ 85分 / モノクロ / 1950年
監督 : ロベルト・ロッセリーニ
主演:ナザリオ・ジェラルディ、アルド・ファブリッツィ
フランチェスコと彼に従う使徒たちの物語。彼らは粗末な小屋で共同生活を送りながら、
誤解と弾圧に屈せずいかに信仰を守り通したのかが描かれる。
収録時間 : 全983分
これ『自転車泥棒』と『靴磨き』と
ヴィスコンティの2本は観たコトがあって
何度観てもきっと面白いだろうけど
わざわざ買うまででもなく
運良く録画出来たらラッキーってカンジだし
他のも1度は観てみたいと思うタイトルばかりで
凄いお得感!!
そしてこのお得感は続き
夕飯の買い物に成城石井に行きがてら
神保町の古本屋をうろついて買ってきたのが
『ヨーロッパの中世都市』と『書物の敵』
どちらも以前から探してて
定価で買ったら2冊で¥7,700なのが
なんと¥1,700で¥6,000も安く買えたのだヽ(´▽`)/
気を良くして
他にも画集とか10冊以上買ってきたのだが
余りの重さに成城石井で買い物中
頭が回らなくて買い忘れを多発してしまって
何のために行ったのか本末転倒・・・本だけにwww
そうそう、この時ついでに三省堂書店でも
仕事に必要な本を買ってきたのだけど
お会計をしようとしたら
ピックアップの棚に並んでたのが
なんと『アシジの聖フランシスコ』!
映画『ブラザー・サン シスター・ムーン』のDVDを買って以来
アマゾンで絵本『フランチェスコ』も買って
もう少し詳細な本も欲しかったが
¥5,000以上する本ばかりでどれを買うか迷ってたので
これが¥1,600だったから天啓と思って買ったw
ところで絵本『フランチェスコ』には
カバーの見返しにフランチェスコの平和の祈りがあって・・・
主よ わたしをあなたの平和の道具にしてください
憎しみのあるところには愛を
悪のあるところには許しを
不和のあるところには和解を
誤りのあるところには真実を
疑いのあるところには信仰を
絶望のあるところには希望を
闇の支配するところには光を
悲しみのあるところには喜びをもたらす人にしてください主よ
慰められるよりも慰めることを
理解されるよりも理解することを
愛されるよりも愛することを求めさせてくださいなぜなら
人は与えることによって与えられ
自分を忘れることによって自らを見いだし
許すことによって自らも許され
死ぬことによって永遠の命に生きるものだからです
信仰を持ってなくとも
人としてこうあるべきとは賛同できるので
それでこれまで聖フランチェスコを贔屓にしてたのだが
今回、改めて調べてみたら
Wikipediaによれば
残念なコトにこの祈りは実は彼の作でなく
後世に作られたモノだったらすぃ(-人-;)ナムアーメン
もう1つ残念なコトに
『アシジの聖フランシスコ』には
グッピオには行ってたと記述があるも
グッビオのオオカミの挿話は載っておらず(゚*゚;)
オオカミ好きの自分にとっては
それこそが1番観たい&読みたいシーンなので
映画『神の道化師、フランチェスコ』にも
絵本『フランチェスコ』にも
無かったのがざざざんねん(;つД`)
最後になったが肝心の映画の内容は
『ブラザー・サン シスター・ムーン』とは違って
映画全体としてストーリーが進んでくのでなく
いくつかのエピソードの再現フィルム的な作りで
しかも主役のはずのフランチェスコは地味で控えめで
狂信的な弟子(特にジネプロ)の奇行ばかりが目立ってて
だからと言って信仰心を煽るでもなく
誰得なのか・・・でも史実には近いのかも?
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